MP3プレーヤー...page.7/12


4.MPEGデコーダー:VS1001K部の製作

MPEGデコーダー:VS1001Kは形状が表面実装のSOPタイプなので、SOP-IC変換基板を使って通常のユニバーサル基板の間隔(2.54mmピッチ)に合うように準備しておきましょう。
SOP-IC変換基板にはサンハヤトのICB-010を用います。
このページでは写真を使って説明します。




手で容易に折れます。


バリがあるとMP3コントロール基板でクリスタルに当たる恐れがあります。




MPEGデコーダー:VS1001Kを中心に配置してハンダします。
ハンダの仕方は貴方にお任せします。
両面テープやセロテープなどで固定したりといろいろですが、私は指で押さえて先ず対角を固定する方法でハンダしています。
コテ先はVS1001Kの根元に当てるとショートし易いので、コテ先はリード線の先端に当てることを奨めます。


VS1001Kを取り付けたら、ショートしていないか良く確認しましょう。
確認に「しすぎ」はありませんから...




連結ソケットやストレート連結PCBコネクタでは一方が太く、もう一方は細いです。
太い側をICB-010に差してハンダします。
※細い側はMP3コントロール基板のICソケットへ挿入します。







これで通常のICユニバーサル基板で扱えるようになりました。


ICB-010は、ハンダするべき以外はハンダが付きにくいようにソルダーレジスト(緑色のペンキ)が塗られています。
ICB-010にVS1001Kを配置しますと、ICB-010の銀色のパターンはVS1001Kのリード線で見えにくくなります。
この状態でハンダすることになりますが、見た目でハンダが付いたと思ってもVS1001Kのリード線だけにハンダが付いているだけで実際にはICB-010のパターンにハンダされていない場合があります。

下図のようにVS1001Kの内側にもハンダが流れてしっかりとICB-010のパターンにハンダで付いているようにしましょう。斜めから目視します。
当然、隣りのピンとショートしてはいけません。

また、テスターをお持ちの方はハンダが終わりましたら、VS1001Kのリード線の付根と連結ソケットの導通を測定してちゃんと導通があることを28本全て確認してみましょう。





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