白色LEDを使った就寝用常夜灯...page.3/3


製作手順

今回は回路基板に電池ホルダーを接続して、特に固定せずに適当なケースに組んでみました。

1.回路基板の製作
2.電池ホルダーの配線
3.ケースに組み込み

の順でご紹介いたします。



1.回路基板の製作

極性のある電子部品(トランジスタ、LED、電解コンデンサ)の向きに注意しましょう。
また、トランジスタでは2SA1015Yと2SC1815Yの取り違いにも注意して下さい。
以下の絵解き図と写真を参考に完成させて下さい。写真では製作時のヒントを記述しました。


絵解き図は全て部品実装面から描画しています。



パーツ実装の様子




ハンダ面配線の様子(部品実装面から描画しています)




【以下は回路基板の写真になります】





トランジスタのリードは根元から直接曲げてはいけません。



CDSはリード線を長めに、少し浮かして取り付けるといいです。



どうでもよいことだが、3個のLEDはできるだけ揃えて取り付けると美しいです。






2.電池ホルダーの配線

前記の絵解き図(2枚目)と写真を参考に電池ホルダーを結線します。








3.ケースに組み込み

ケースに入れる前に電池をセットしましょう。
電池をセットするとLEDが点灯し、数秒〜2分以内に消灯するはずです。

電池をセットして一瞬もLEDが点灯しなかったり、3分以上経過しても点灯のままでは失敗ですから回路を点検しましょう。




このまま、回路基板と電池ホルダーがショートしないようにタッパウェアなどの入れ物に入れて完成です。
ケースに固定しない理由は、LEDの点灯と消灯は自動なので設置後は触ることがないためです。

私は、下の写真のように綿棒が入っていたケースを使いました。
透明クリアなケースよりも、少し曇ったケースの方がLEDの光を拡散してくれます。






動作確認

部屋の片隅に設置して、部屋の照明を消してみましょう。美しい白色LEDが部屋を照らすでしょう。
そして、1分〜2分程度で自動に消えます。

誰もいない部屋で昼間から夜にかけて、ゆっくり暗くなる場合は点灯しません。

人影がかかっただけで点灯してしまう場合は人影になりにくい場所に設置して下さい。
蛍光灯で点灯装置がグローランプの場合は点灯時にチラつくと当回路が反応して点灯することがありますが避けられません。


LEDの明かりを部屋に直接向けるよりも、壁に当てて間接的な明かりにすると、とても優しい明かりになります。

待機時の電流は少なく、周囲の照明が急に暗くなった時のみ動作するので電池は長持ちします。
LEDの光が暗くなったと感じたら電池の交換時期です。

当回路は自分が言うのも変ですが、とても便利な照明です。簡単なので是非、製作してみて下さい。


ご感想など掲示板または、アンケートに入れて頂ければ幸いです。

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