水位報知器(お風呂ブザー)...page.2/5


パーツリスト

品名 規格 個数 備考 予算
C-MOS IC 74HC14 1 \50
トランジスタ 2SC1815-Y 1 東芝 \50
スイッチングダイオード 1S1588相当品 3 @\20
φ5ミリ発光ダイオード 赤色の高輝度タイプ 1 \50
1/4Wカーボン抵抗 1KΩ 1 \10
10KΩ 2 @\10
75K 1 \10
100K 2 @\10
510K 1 \10
フイルムコンデンサ 0.01μF 50WV 1 103と表示 \20
電解コンデンサ 1μF 2 \60
10μF 1 \80
100μF 2 @\80
スピーカ φ50ミリ 1 \260
トグルスイッチ 2P又は3P 1 \200
ユニバーサル基板 ICB-288G 1 サンハヤト \170
プラスチックケース 110mm*75mm*30mm 1 \170
電池ボックス 単3電池2本用 1 \70
2線平行ケーブル 5m \300
配線材料
ネジ類
両面テープ
単三電池2本
少々 ***




部品の外観

C-MOS IC:74HC14
          
デジタルICは、バイポーラ式のTTLと、ユニポーラ式のMOSが主流です。TTLはトランジスター・トランジスター・ロジックの略で、トランジスターを主体とした回路構成です。MOSはMOS形FETを主体とした回路構成です。また、MOS形にはNチャネルFETで構成したN-MOSと、PチャネルFETで構成したP-MOS及びN形FETとP形FETをうまく組み合せた構成のC-MOS(Cはコンプリメンタリーの事)があります。C-MOSは 他のMOS形と比較して低消費電力、高速動作などといった特徴があります。
今回使うICはC-MOS形のICで74HC14といいます。
(パッケージは写真と同じDIPタイプとして下さい)
74HC14は前項で述べたシュミットトリガNOTゲートが6個封入されているICです(上図参照)。
7pin(GND)と14pin(Vcc)はICを動作させるための電源のピンです。
74HC14のオリジナルはTI社ですが多くのメーカーでセカンドソースがありますのでどのメーカーでも構いません。
私は日立製のHD74HC14を使いました。ピン番号の数え方は下図の通りです。
新品の物はピンが外側に広がっているので図を参考に真っ直ぐになるように手直しして下さい。


14ピンICソケット
回路が簡単なのでソケットを用いないで直にICをハンダ付けしてもいいのですが、水を検知するリード線に誤って電池を接続したり電子ライターで強電圧を与えるとICはすぐ昇天してしまいますので交換を容易にするためにソケットを使った次第です。

※私は基本的にICにはソケットを使います。理由は、違う回路でICを使い回しする事が多いためです。

トランジスタ:2SC1815
小信号NPN型トランジスターで最もポピュラーな2SC1815です。hfe(電流増幅率)のランクは何でも結構です。
私はYランクを使いました。電極の名称についてはレフレックスラジオの項を参照して下さい。

小信号ダイオード:1S1588相当品

小信号ダイオードはスイッチングダイオードとも呼ばれます。小さいので紛失に注意して下さい。
畳と畳の隙間に入って取れないことがございます。
ダイオードは一方向にしか電流を流さない半導体部品で、電極には名称があり、下図の通りです。現物には必ずカソードマークがあるので取り付け方向に注意します。


発光ダイオード
          
先に述べたダイオードと同様にアノードとカソードの電極名があります。アノードからカソード方向に電流を流すと発光します。取り付け方向を間違えると発光しません。リード線が長いほうがアノードになります。
今回は赤の発光色で出来れば高輝度タイプを用意して下さい。

1/4Wカーボン抵抗

抵抗は1/4Wの物を使いましたが、入手可能な方は1/8Wの物が製作しやすいと思います。
抵抗値はカラーで値を表します。カラーの見方はここを参照して下さい。

1KΩ・・・茶黒赤金を1本
10KΩ・・・茶黒橙金を2本
75KΩ・・・紫緑橙金を1本
100KΩ・・・茶黒黄金を2本
510KΩ・・・緑茶黄金を1本

フィルムコンデンサ:0.01μF

フィルムコンデンサで0.01μF(マイクロファラッド)を1個用意します。103と表示されています。
耐圧は50Vでいいでしょう。
フィルムコンデンサはメーカーによって写真右のよう沢山の色があります。
高価なオーディオ用のコンデンサは勿体無いので購入しないで下さい。

電解コンデンサ

電解コンデンサは一般的に極性があります。新品時はリード線が長いほうがプラス極です。
外装スリーブにも主にマイナス極側に印が記しています。組み付け時に極性を間違えると破裂の恐れがあるので注意が必要です。
また、耐圧があり使用個所の電圧値より余裕ある耐圧の物を使います。耐圧以上の電圧を加えると破裂の恐れがあります。
今回の回路では電源電圧が3Vなので電解コンデンサの耐圧は6.3Vもあれば十分です。
私は1μFに50Vの耐圧の物を、それ以外は16Vの耐圧の物を用意しました。
耐圧が高すぎても現物が大きくなり、コストも高くなります。

1μF50V・・・1個
10μF16V・・・1個
100μF16V・・・2個

スピーカ

安価なスピーカで結構です。私は径50ミリのものを使いました。
端子に+,-の表示がありますが、今回は極性は関係ございません。

トグルスイッチ
写真のような形をしたスイッチをトグルスイッチといいます。今回は電源スイッチとして使います。
端子の数が2つのものを2P、3つのものを3Pといって、今回は2Pのもので結構です。
当然、2Pの方が安価です。写真は2Pのものであることが判ります。

トグルスイッチにはレバーが元の位置に戻る「ハネカエリ式」と、真中で止めることができる「中立タイプ」等があります。普通にカチカチ切り替えできるものを購入します。

ユニバーサル基板:ICB-288G
サンハヤト社のユニバーサル基板でICB-288Gです。

プラスチックケース
110mm*75mm*30mmのプラケースを使いましたが、もう少し大きめのものがよいでしょう。
タッパウェアも手頃です。

電池ボックス
単三電池2本用の電池ボックスを使います。必要に応じて電池スナップも購入します。
ケースへの固定は両面テープで行ないました。

2線平行ケーブル
浴槽まで届く長さの平行対ケーブルを用意します。
当セットを湿度が高いバスルームに常設することはお奨めできません。回路や電池及びスピーカに悪影響があるためです。


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