実用的なストレート式ICラジオ...page.4/7


1.回路基板の製作

主な電子部品はユニバーサル基板:ICB-288Gに搭載します。
回路基板を製作する順番は次の通りで行います。

@バーアンテナ以外のパーツ取付けと配線
Aバーアンテナの固定(接着剤又はホットボンドで固定)
Bバーアンテナの配線



@ - 1 パーツの挿入位置
絵解き図は部品実装面より描画したものです

C1: 22μF
C2: 0.022μF
C3: 22μF
C4: 0.022μF
C5: 22μF
C6: 0.022μF
C7: 0.022μF
C8: 100pF
C9: 22μF
C10: 1μF
C11: 0.022μF
C12: 1μF
C13: 100μF
C14: 470μF
C15: 100μF
R1: 22Ω
R2: 22Ω
R3: 100Ω
R4: 1KΩ
R5: 100Ω

極性(取付け方向)のある部品は何度も確認しましょう。
電解コンデンサでは値にも注意して取り付けましょう。
※抵抗:R3,R4は立てて取付けます。

念のため、絵解き図上の電解コンデンサの方向を下図に示しておきます。


@ - 2 配線の様子
絵解き図は部品実装面より描画したものです


TA7792Pの11ピン、15ピンは内側に曲げるといいでしょう。
TA7368Pの5ピンと6ピンは接続します。
ICの未使用端子はハンダしなくてもいいです。


@ - 3 ここまでの写真です









A - 1 バーアンテナの固定
絵解き図は部品実装面より描画したものです



絵解き図の位置・向きに配置して接着剤、ホットボンド又は、厚手の両面テープでバーアンテナの両端を固定します。
コイル部の厚みで接着面は隙間があるので接着剤を用いる場合は粘度の高いものを使いましょう。
接着剤を用いた場合は完全に固定されてから次の作業に進みましょう。
尚、その他基板の小穴を利用して紐で固定する場合はガタガタしないようにしましょう。


A - 2 ここまでの写真です



私は「セメダイン:スーパーX2」のホワイトを使って約1日待ちました。







B - 1 バーアンテナの配線
絵解き図はハンダ面より描画したものです





バーアンテナのリード線を絵解き図上の箇所にハンダします。
1番のリード線は回路図ではポリバリコンに接続しますが、断線しにくくするように基板の一部を中継させます。
ハンダの際は各リード線の先端を予備ハンダ(ハンダメッキ)しておくとうまくいきます。
各リード線は短くする必要はありません。長いままで結構です。
また、5番のリード線は使いませんが、「部品の概要」でも記述しましたが、切断してはいけません。
5番のリード線は回路に触れないように先端をテープで覆ってプラプラさせておきます。


B - 2 ここまでの写真です







バーアンテナ:SL-55GTの5番リード線は未使用なので先端にテープを巻いて回路に触れないように処理。
プラプラさせておくのが気に入らない場合は基板の関係ない箇所にハンダして固定しておくこと。






回路基板は完成です!


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