簡単なオペアンプの大電流化

オペアンプに付加するパワーバッファ回路は書籍やインターネットで数多くの回路が紹介されています。
ここでは簡単にできる方法を記述します。



上図は非常に簡単なパワーバッファです。

出力電流が非常に小さいときは抵抗Rを介して負荷に供給されます。

大きな電流が流れるときは抵抗Rに電圧降下が生じます。
この電圧降下が0.65Vになったとき、NPN又はPNPトランジスタのコレクタ電流が流れ、必要な電流を負荷に供給するようになります。

当プッシュプル回路自体の歪みは大きいものですが、NFループ内で使えば歪み率はかなり低下します。
トランジスタ保護の意味から数Ω程度の抵抗をシリーズに接続して簡単なスピーカーモニター回路に応用できます。

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