シュミトトリガゲートロジックを使った2モードのLED制御です。
下図はモードコントロール入力がLレベルの時はLEDが点滅し、Hレベルの時は点灯します。
下図はモードコントロール入力がHレベルの時はLEDが点滅し、Lレベルの時は点灯します。
シュミットトリガゲートの入力はロジックレベルのスレッシュレベルがHレベルとLレベルが異なり、ヒステリシスな特性があります。
HレベルのスレッシュレベルをVtH、LレベルのスレッシュレベルをVtLとして、LEDが点滅しているときの周期Tは次式で求められます。
周期T=RC・In〔((VtH−Vcc)/(VtL-Vee))・(VtH/VtL)〕
尚、Rはゲートの出力抵抗よりも充分大きな値、Cはゲートの入力容量よりも充分大きな値としなければ上式を満たさないことはいうまでもありません。
この回路はどのよなセットに応用できるか考えてみましょう...
例えば電源を投入して、ウェイトしなければならない回路のパイロットランプに便利です。
電源を投入してヒーターが規定の温度まで温まる間はパイロットランプが点滅し、規定の温度になったら点灯。
又は、モーター回転が規定の回転数に達するまでの間はパイロットランプが点滅し、規定の温度になったら点灯など。
オーバーヒートすると異常とみなして点滅させる使い方もできますね。
赤ランプを異常、緑ランプを正常とするよりも、一つのランプが通常は点灯しているものの、時に点滅する動作は目立って警戒心を抱かせます。