FMステレオトランスミッタ...page.4/6


3.回路基板の製作

もし正常動作を望むならば絵解き図と同じに製作して下さい。
多くのパーツを実装しますので、計画を立てて部分的に製作すると成功率は上がります。


IC3:74HC4066の配線で、5ピンと6ピン、12ピンと13ピンが接続されていて、回路図と異なる部分がありますが、間違いではありません。
74HC4066は部品の概要で記述したようにアナログスイッチのゲート回路が4回路封入していますが、今回の回路では2つの回路が余ります。
C-MOSロジックICは、未使用にするゲート回路の入力端子を未接続にしておくとノイズにより誤動作を起こし、IC全体の誤動作になりますので、未使用ゲート回路の入力端子は通常はVdd又はVssに接続します。
今回は配線を簡略するため(74HC4066の入力端子が都合よく隣接していたため)、未使用の入力端子と使用するゲートの入力端子を接続して同時に駆動しています。


パーツ実装の様子(パーツ実装面から描画)



部品定数は回路図を参照して下さい。
C14は10pF、C15は15pFです。間違えないでね!
ICソケットの向きにも注目して下さい。

IC1 TA48M05F R15,16,17 100KΩ
IC2 PIC12F629 R18 47Ω
IC3 74HC4066 C1,3,4,10,12,13 0.1μF(50V積層セラミック)
IC4 LM358 C2,7 10μF(50V電解コンデンサ)
Tr1,Tr2 2SK241(Y)or(GR) C5,8 1uF(50V積層セラミック)
D1 1SV101 C6,9,16 1000pF(50Vセラミック)
X1 セラミック発振子:10MHz C11 1μF(50V電解コンデンサ)
R2,3,4,8,9,10,11 10KΩ C14 10pF(50Vセラミック)
R5,12 22KΩ C15 15pF(50Vセラミック)
R6,7,13,14 1KΩ L1 FCZコイル7S144

ハンダ面の配線の様子(パーツ実装面から描画しています)



A〜Fの記号はジャンパー配線を施すところです。
同一の記号同士(6箇所)をジャンパーして下さい。


以後の説明で配線を行なう箇所(パーツ実装面から描画)




ハンダ面から描画した様子(左右を反転して描画)








製作途中に出るリード線の切れ端は、裏面の配線で重宝するので完成まで捨てないでおく。
パーツのリード線はスズメッキ線よりハンダの乗りがいいのです。




上はジャンパー配線する前のものです。






10pFと15pFを間違えないようにしてね。







あとでICを挿入しやすいようにジャンパー配線をしましょう。





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