オペアンプを使ったヘッドホンアンプ...page.4/6


2.回路基板の製作

作りやすいように大きめなユニバーサル基板で製作しました。
より小型に製作する場合は抵抗は立てて作るといいでしょう。

基板上のジャンパー配線(4本)は最後に忘れずに施して下さい。

TNF52-89は両面スルーホールのユニバーサル基板です。
私は両面スルーホールのユニバーサル基板が苦手です。ハンダ面が汚くなってしまいがちです。
これは裏面の配線でハンダを流すと部品取り付け面にハンダが垂れてしまうためです。
少しでも綺麗にするには、空きのランドでハンダをしないようにパーツ配置をすることです。
絵解き図は極力ハンダ箇所が少なくなるように考慮しました。

絵解き図を使って回路基板を完成させて下さい。

絵解き図は見安いように配色を変更しています。ただし、抵抗のカラー表示は現物と合わせました。


絵解き図は全てパーツ取り付け面から描画したものです。


パーツの配置の様子



TNF52-89は両面スルーホールですから表裏の区別は
ありませんので、どちらの面を使ってもよい。

電解コンデンサとICソケットの向きに注意して下さい。
ICソケットは逆付けしても問題ないのですが、
ICを挿入する際の向きの目安になるので
正しい向きに使うことを勧めます。
フィルムコンデンサや抵抗器には取り付け方向はありません。
ただし、抵抗はカラーの読み方向を統一するとカッコいいよ。

絵解き図に部品定数は明記していません。
抵抗のカラーは絵解き図の通りです。
その他の部品定数は絵解き図の
部品の大きさと回路を見比べてみて下さい。




ハンダ面の様子



裏側のハンダの様子を表していますが、絵解き図では
パーツ取り付け側から描画していることに注意してね。




ジャンパー配線の様子



図を参考に4本のジャンパー配線を施します。
ジャンパー配線はパーツ取り付け面、ハンダ配線面
どちらでも構いません。
このジャンパー配線はオペアンプを動作
させるための電源供給の配線になります。

ところで、上図で示したジャンパー配線は下図と
同様ですが、下図のようにしてはいけません。
ジャンパーが1本の抵抗として考えてみて下さい。





以後の説明で使う接続箇所



上図、点線で囲ったアースポイントの箇所には
数本の配線が接続されるよ。

















IC工作が初めての方は片面ユニバーサル基板を奨めます。





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