1石レフレックスラジオ...page.2/9


部品リスト

製作するために必要な部品の表です。
品名 型番 個数 備考 予算
トランジスタ 2SC1815 1 ランク問わず
(今回はYランクを使用した)
\30
ゲルマニウムダイオード 1N60相当品 2 ゲルマニウムダイオードで
あれば何でも使用可
@\30
コイル 4mH 1 2mH〜4mHの間で
あればOK
\120
1/4Wカーボン抵抗 4.7Mオーム 1 黄,紫,緑,金 \10
2.2Kオーム 1 赤,赤,赤,金 \10
バーアンテナコイル SL55GT 1 \200
ポリバリコン 1 ストレートラジオ用の物。
ツマミも同時に購入する。
\260
小型トランス ST-30 1 相当品で可 \370
セラミックコンデンサ 1000pF 1 耐圧50V
* 102と表示
\30
0.022μF 2
* 223と表示
@\30
0.1μF 1 耐圧50V又は25V
* 104と表示
\40
クリスタルイヤホン 1 プラグ無し \170
電池スナップ 006P電池用 1 \50
006P型 9V電池 1 \180
スライドスイッチ 1 \50
L型金具(小) 1 \15
L型金具(中) 1 \15
ネジ類 径3mm*長さ10mm 4組 -
8P平ラグ板 1 \160
ビニルコード 少し 黒,黄,橙,赤の4色を使用 -
プラスチックケース No.4ケース 1 110mm*75mm*30mm \170




部品の外観

トランジスタ
小信号NPN型トランジスタでは最もポピュラーな2SC1815を1個使います。
半導体ショップであれば何処でも購入できます。
電流増幅度(hfe)の違いで、O(オレンジ),Y(イエロー),GR(グリーン),BL(ブルー)の4ランクがあり、今回の回路ではどのランクの2SC1815を使っても結構です。私はYランクを使いました。
足(リード線)は3本あり、それぞれ名称があるので覚えて下さい。


ゲルマニウムダイオード
ゲルマニウムダイオードとして売られていればOKです。2本必要です。
シリコンダイオードは使用出来ません。
ダイオードは下図の様に極性があるので組み付け時は回路図をよく見て間違わないで下さい。上の右の写真では右側がカソード側となっているのが判るでしょう。

カソードマークは色々な色があります。又、1本の帯ではなく2本の帯の物もあります。


コイル
コイルは2mH〜4mH(ミリヘンリー)の間の値であればOKです。
お店の人には「ラジオを作るのに使う、4mHのコイルを下さい」と言えば通じます。
コイルには様々な形状がありますが、リード線が長い物のほうが製作しやすいです。

1/4Wカーボン抵抗
2.2KΩ(キロオーム)と4.7MΩ(メガオーム)を各1本使います。
抵抗はカラー抵抗表示となっており、以下の色となります。

2.2KΩ=赤,赤,赤,金
4.7MΩ=黄,紫,緑,金

尚、4.7MΩは抵抗の中でもかなり高抵抗な値となります。どうしても入手できない場合はメール下さい。

バーアンテナコイル
SL55GTというものでストレートラジオ用のバーアンテナコイルです。
できるだけ同じSL55GTを購入してほしいです。
同じものが入手できない場合はストレートラジオ用のバーアンテナコイルで2次コイル付きの物を購入し回路図をよく見て配線を行って下さい。

ポリバリコン
クルクル廻すことでコンデンサの容量が変化する部品です。
ストレートラジオ用とスーパーラジオ用の2種類があり、ストレートラジオ用を購入します。
ストレートラジオ用は端子が2つあり、スーパー用は端子が3つあります。

写真の様にツマミも購入する必要があります。

また、ツマミを固定するネジと、ポリバリコンをケースに固定するネジで計3つのビスが揃っていることも確認して下さい。

小型トランス:ST-30
クリスタルイヤホンを駆動するトランスとして有名です。
リード線は順番に緑,赤,白(又は、黄)の3本出ています。
お店の人には「小型トランスのST-30を下さい。無ければ相当品で...」と伝えて下さい。
ST-30の替りに4.7KΩの抵抗負荷として代用することも可能です。
詳しくはページの最後で記述します。

セラミックコンデンサ
耐圧が50V(25V品でもOK)のセラミックコンデンサで次の4つを揃えます。

1000pF(0.001μF):102と表示------1本
0.022μF:223と表示------2本
0.1μF:104と表示------1本

(pF:ピコファラッド、μF:マイクロファラッド)

表示の見方については、3石トランジスタラジオのページを参照して下さい。

クリスタルイヤホン
必ず写真と同じクリスタルイヤホンを購入して下さい。
一般に売られている電磁型は使用出来ません。

クリスタルイヤホンは端子を擦り合わせるだけで「カリカリ」音がします(小さな音で...)。
電磁型では電池を接続しておかないと「カリカリ」音がしません。

クリスタルイヤホンはプラグが有るものと無いものが売られています。今回は平ラグ板に直接ハンダ付けをするのでプラグは必要ありません。

電池と電池スナップ
電池はコンビニなどでも売られている、四角い9Vの電池です(006P型)。
それに合わせて、電池スナップを購入します。電池スナップと言えば殆ど写真の物を指します。

スライドスイッチ
写真では中央に写っている物です。
固定するビスも別途用意して下さい。

現物を見て判る様に取り付けるためには、四角い穴と小さな穴(径2mm)を2つ開ける必要があります。
ケースの加工に自信の無い方は写真左にあるトグルスイッチをお奨めします。トグルスイッチは丸い穴を1つ開けるだけです。

L型金具
L型金具は電子部品屋で入手できます。小中大で3種類あり、「小」と「中」のL型金具を1つづつ使います。

今回は下図の様に電池とバーアンテナの固定に用います。


ネジ類
径3mmで長さ10mmのビスとナット、及びワッシャを4組使います。

・平ラグ板の固定で2つ
・電池を固定するL型金具の固定で1つ
・バーアンテナを固定するL型金具の固定で1つ

8P平ラグ板
今回は誰にでも簡単に製作可能にするため平ラグ板による製作としました。
お店の人には「8Pの平ラグ板を下さい。」で通じます。

8Pの平ラグ板とは、片側に8個の端子があり、両端合わせて16個の端子がある物をいいます。

8Pが無い場合は10Pなど大きい物を購入して8Pになる様、カッター等でカットして使います。

ビニルコード
細めのビニルコードを4色用意して下さい。以後の製作手順では黒,黄,橙,赤の4色を使いました。色を付けるのは誤配線を避けるためです。
長さは各色25cmあれば十分です(売られているのはメートル単位ですが...)。

プラスチックケース
110mm*75mm*30mmのプラスチックケースを用いました。
この手の大きさのプラスチックケースは電子部品屋であれば何処でも入手可能と思われます。

揃える部品の全てです。
ケースは写っていません。


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