ポータブルMP3プレーヤー...page.4/8


2.ケースの穴あけ加工

ケースの穴あけ位置やレイアウトは写真を参考にして下さい。
紹介した秋月電子のポリカーボネートケース[No.P-358]を使う場合は、他のレイアウトでは製作困難です。

プリント基板にパーツを実装する前に穴あけ加工する理由は、現物合わせの時にプリント基板に実装されたパーツのリード線でケースを傷付けてしまう恐れがあるためです。

秋月電子のポリカーボネートケース[No.P-358]を用意された場合の穴あけ加工はとても簡単です。
それは、無理な力を加えない限り割れる心配が無いからです。本当に丈夫です。

穴あけ加工を施す箇所は以下の8個の丸い穴だけです。

・ヘッドホンジャックの穴1個
・プッシュスイッチの穴5個
・プリント基板を固定するビス穴2個

簡単でしょ?

尚、プリント基板を固定するビス穴は2個しかありませんから是非、皿ビスにチャレンジしてみましょう。
プリント基板を固定するビスは2.6mmのビスですから穴の径は2.7mm程度として、皿ビス用のリーマや径6mm程のドリル刃を使ってテーパー状に仕上げます。

皿ビスに自信かない方はトラスビスでも結構です。但し、なべネジはカッコ悪いので論外。




皿ビスとした場合は、ビス穴と皿ビスの遊びは無くなるので、
出来るだけ正確に、プリント基板の穴に一致するようにビス穴をあけましょう。
ここで紹介するレイアウトと同じにする場合は、
プリント基板側にヘッドホンジャック、プッシュスイッチの穴をあけてしまうことがないように、
ヘッドホンジャック、プッシュスイッチ、プリント基板の穴の順番で加工した方がいいでしょう。





現物合わせで穴の位置を確定する。
プリント基板は上の写真において、右側いっぱいに寄せてレイアウトする。




ヘッドホンジャック、プッシュスイッチの中心間隔は10mmとした。
パーツリストと同じパーツを購入した場合は、
ヘッドホンジャックは6mm、プッシュスイッチは5mmの穴となります。


 

皿ネジには皿ネジ用のリーマなどを使うとキレイに仕上がります。




何台か作った経験から、ヘッドホンジャックとケース底に少し隙間があると良い。




ヘッドホンジャックはできるだけ端に寄せて配置しないと電池ホルダーが入りません。




この状態で電池ホルダーを置いてみて下さい。
ギリギリの寸法になっているでしょう?


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