音声告知クロック...page.4/7


1.ケースの穴あけ加工

TAKACHI:YM-150は安価なアルミケースですがヘアーラインが施してありとてもキレイなケースです。
加工に関係無いところを傷付けないように慎重に作業しましょう。
アルミケースに限らず、ケース加工は失敗すると取り返しがつかないので作業する直前に「本当にここに穴をあけていいのか?」、「この体勢で作業しても大丈夫か?」を感じて下さい。

3個のプッシュスイッチは、マニュアル音声告知ボタン、「時」調整ボタン、「分」調整ボタンとなります。
このうち、殆ど調整しないのは「時」調整ボタンと「分」調整ボタンです。
また、ボリュームも完成後は殆ど調整しないようになりますので、これらは目立たないようにレイアウトします。

よって、2個の調整ボタンとボリュームは黒塗装された下シャーシに、スピーカーとマニュアル音声告知ボタンをヘアーライン加工の上カバーにレイアウトするほうがいいでしょう。

・スピーカーの音を通す穴
・回路基板を固定する穴
・プッシュスイッチ(3個分)の穴
・ボリュームの穴

基板を固定するスペーサの高さ、電池ホルダーの高さ、部品の高さ、スピーカーの奥行き、スイッチの奥行き、ボリュームの奥行きを考慮しながらレイアウトし、穴をあけます。
スピーカーは接着剤やホットボンド、電池ホルダーは両面テープで固定することにします。

一通り、この音声告知クロックのページを見ていただいて、どんな作り方・動作をするのか理解し、あなたや他の人が使いやすいようにレイアウトして下さい。

尚、回路基板やスピーカーを露出させてのバラック動作はお奨めしません。
これはスピーカーの背面からの音の回り込みによって音声が聞き取りにくくなるためです。
今回はアルミケースを用いましたが、その他の素材でも何でも結構ですから必ずケースに収めて完成させましょう。



下シャーシは平たく設置するとして、右奥にボリューム、時刻調整ボタン(2個)をレイアウトしてみました。
回路基板は左側です。

下シャーシであける穴はボリュームの穴、2個のスイッチ、回路基板の固定する穴(4個)となります。
電池ホルダーは両面テープで固定することとします。
私が使ったスイッチは奥行きがあるので電池ホルダーを避けるようになるべく下側にレイアウトしました。

尚、スピーカーの固定には接着剤またはホットボンドを使うこととします。
YMシリーズのケースはキズ防止の保護フィルムが施してあるので、加工が終了するまで絶対に剥がさないようにします。

ケースの加工で表面にキズを付けると後の製作意欲が失せてしまうからね...
下シャーシにパーツを仮止めしてみました。
当パーツは使用し始めると殆ど触れることがないので操作性を気にする必要はないでしょう。
わたし、スピーカーの穴では5角形にして計6個の穴とするのが好きなんです。


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