2石トランジスタラジオ...page.2/6


部品リスト

予算はショップによって異なります。表中の予算は高めに見積もっています。
部品リストは次項で掲げる作り方を基に記載していますから、貴方の作り方によって変更して下さい。
ショップのWEB通販ページに掲げてなくても、実際にショップに行くと取扱いがあったりします。


品名 規格 数量 備考 予算 単位
トランジスタ 2SC1815-GR 2 @\50
スイッチングダイオード 1N4148 1 \50
1/4w炭素皮膜抵抗 100Ω 1 茶黒茶 茶 \10 オーム
1KΩ 1 茶黒赤 茶 \10 キロオーム
10KΩ 1 茶黒橙 茶 \10
330KΩ 1 橙橙黄 茶 \10
1MΩ 2 茶黒緑 茶 @\10 メガオーム
積層セラミックコンデンサ 100pF 1 101と表示 \50 ピコファラッド
0.01μF 1 103と表示 \50 マイクロファラッド
0.047μF 1 473と表示 \50
0.47μF 2 474と表示 @\50
電解コンデンサ 50V 2.2μF 1 積層セラミックコンデンサ(225と表示)でもよい \50
16V 220μF 2 @\50
AM単連ポリバリコン ストレートラジオ用 1 取付けネジも一緒に購入のこと \150
ポリバリコン用延長シャフト 1 \100
バーアンテナコイル SL55GT 1 BA200でも動作確認済み \300
チョークコイル 4mH 1 4.7mH、5.6mHでもよい \100 ミリヘンリー
小型トランス ST-32 1 リード線タイプ \580
ユニバーサル基板 AT-1S(43) 1 1ッ目模様(4mmピッチ) \200
スイッチ付きボリューム 10KΩ(Aカーブ)SW付き 1 \200
ツマミ 2 軸に合うこと @\200
イヤホンジャック モノラル3端子 1 \60
スピーカー 径57mm・8Ω 1 \350
スピーカー止め金具(押さえ金具) 3 @\15
プラスチックケース 秋月電子のSK-16 1 TAKACHIのPB-2も同じ寸法 \250
L型金具(大) 1 \30
電池 006P型9V電池 1
電池スナップ 1 \30
配線材料 AWG28程度 1m
スズメッキ線 太さ0.8mm程度 1m
ネジ類
樹脂用染料SDN 好みの色


東京都町田市にあるサトー電気なら部品リストをプリント出力してお店の人に渡せば殆どのものを用意してくれるでしょう。
ネジ類は売っていないから、その足で東急ハンズへ行って下さい。樹脂用染料SDNも東急ハンズに売っているよ。



部品の概要

トランジスタ:2SC1815-GR
 

トランジスタは前項で記述したとおり、2SC1815のhfe(直流電流増幅率)がGRランクのものを使います。
ベース(B)、コレクタ(C)、エミッタ(E)の3本の足がありますので接続時は間違えないようにして下さい。

なお、2SC1815-GR以外のトランジスタを用いる場合は感度と音量を確認しておくことを奨めます。また、3本のリード線の配置が2SC1815-GRと異なる場合がありますので調べておく必要があります。


スイッチングダイオード:1N4148
 

多く出回っている1N4148を用いてみました。ルーペを使ってよくみると4148と印字されています。

検波としてよく使われるゲルマニウムダイオードは今回の回路には使えません。

ダイオードは一方向にしか電流を流さない電子部品ですから接続方向があります。間違えると動作しませんので注意して下さい。


1/4W炭素皮膜抵抗


安価な炭素皮膜抵抗を使います。
抵抗値は色の帯で示されます。

抵抗は使用できる許容電力があり、許容電力を上回って使うと過熱によって焦げたり発煙や発火に至る危険があります。今回は一般的な1/4W品を使いました。
抵抗に取り付け方向はありません。


積層セラミックコンデンサ


生地にバターを塗って何枚も折り畳んで作るミルフィーユと構造が似ているセラミックコンデンサです。
単に2枚の電極で誘電体を挟む構造のセラミックコンデンサより小型です。

リード線タイプの積層セラミックコンデンサでも小型になっていますから表示している文字も小さいです。
取り付けミスがないようにルーペで確認して下さい。

耐圧は多く出回っている50V品で充分で、誤差も気にしなくて大丈夫です。また円盤型のセラミックコンデンサでも構いません。
積層セラミックコンデンサ(円盤型をしたセラミックコンデンサ)に取り付け方向はありません。


電解コンデンサ


表面積を広げるためエッチングしたアルミ箔を電解液に漬けて直流電圧を加えて酸化皮膜を作り、この酸化皮膜を誘電体としたコンデンサです。
酸化皮膜を作るために加えた直流電圧によって完成した電解コンデンサの耐圧が決まります。
耐圧が大きいと加える化成電圧も高くなり酸化皮膜も厚く硬くなるため大型になります。

今回の回路の電源電圧は9Vなので220μFには16V品を使いますが、2.2μFには50V品を使います。
2.2μFも16V品で充分ですが一般的に入手できるのは50V品が最低の耐圧になるでしょう。2.2μF程度ならば50V品でも充分小さいです。

なお、回路の2.2μFは音声信号を通す部分なので積層セラミックコンデンサでも構いません。

電解コンデンサの殆どは極性があり、間違えると液漏れや破裂に至る危険があるので取り付け方向に注意します。
新品時は長いリード線がプラス極で、コンデンサを覆うビニルのスリーブにはマイナス極側を示す表示があります。


AM単連ポリバリコン


ストレートラジオに使う単連ポリバリコンです。色は違っていても形は写真に映っている通りです。

軸を回すことで静電容量が変化します。ストレートラジオ用であれば最大約260pFになっているものが多いです。

なお、ポリバリコンをケースに取り付ける2本のビスが別売りになっていることが多いので確認しておいて下さい。


ポリバリコン用延長シャフト
 

前記の単連ポリバリコンの写真(左)の通り、軸(シャフト)は短くなっていて通常は薄っぺらなダイヤルツマミを取り付けますが、今回はポリバリコン用延長シャフトを取り付けて一般的なツマミを取り付けできるようにしてみました。
写真(右)はバリコンに取付けたところです。


バーアンテナコイル
 

番号 SL55GT BA200 備考
1 原色(未着色) 原色(未着色) バリコン(アンテナ側)
2 原色:2本ねじってある 原色:2本ねじってある タップ 未使用ですが絶対に切らないこと!
3 バリコン(アース側)
4 トランジスタ回路
5 トランジスタ回路

ストレートラジオ用で多く出回っているBA-200とSL55GTの2つで動作確認しましたので、どちらを使っても構いません。双方の感度の違いは無いように思いました。
SL55GTのほうがフェライトバーが長いので取付けしやすいかも知れません。

どうでもいい事ですが、触った感じはSL55GTは「サラッ」としていてBA-200は「しっとり」しています。


チョークコイル:4mH


写真に映るようなコイルです(使うのは1個です)。現物には4mHや402といった表示があります。

4mHが見つからない場合は、4.7mHや5.6mHでも構いません(動作確認しています)。
逆に1mHや2mHなど小さな値にすると作り方によって発振しやすくなります。


小型トランス:ST-32
 

スピーカーを鳴らす小型アウトプットトランスとして多く出回っています。
リード線タイプのST-32とピンタイプのST-32Pがあり、今回はリード線タイプのST-32を使います。

1次側(1200Ω)と2次側(8Ω)は双方同じ緑色と白色のリード線が出ていますが、赤色のリード線があるほうが1次側になります。
製作時は赤色のリード線を使いませんが引っ張って切らないようにして下さい。

購入すると写真(右)のような小さな白箱に入っています。入っていない場合もあるかも知れません。


ユニバーサル基板:AT-1S(43)
 

サンハヤトのAT基板でAT-1Sを使ってみました。紙フェノールで安価です。
4mmピッチのユニバーサル基板でハンダ付けしやすいです。

使ったプラスチックケースの事情により、アクリルカッターで小さくカットします。
同じ作り方であれば1枚のAT-1Sで2台分とれるので友達や家族と一緒に仲良く作ることができます。


スイッチ付きボリューム:10KΩ(Aカーブ)


写真に映るタイプです。

軸(シャフト)の形状を見てみて下さい。ギザギザになっています。このような軸(シャフト)をローレットタイプと呼びます。


ツマミ


バリコンとスイッチ付きボリュームで2個のツマミを用意します。

バリコンに取り付けるポリバリコン用延長シャフトは単なる円柱なので横からイモネジを締め付けて固定するツマミを用います。

スイッチ付きボリュームに取り付けるツマミはローレットタイプのツマミを用います。

私は同じデザインのツマミで色違いにしてみました。


イヤホンジャック:モノラル3端子


深夜放送をイヤホンでも楽しめるようにイヤホンジャックを設けてみました。
3.5mmのモノラルイヤホンジャックで3端子のものを選びましょう。3端子であればイヤホンを差し込むことでスピーカーの音が消えてイヤホン側で聴く事ができます。

「モノラルイヤホンジャック3端子」はメーカーによって形状が異なり、写真に映るものと異なることがあります。
ただし、多くの「モノラルイヤホンジャック3端子」は内部構造が判り易くなっていますので...

(1)プラグを差すとスピーカーの回路が切れてイヤホン側で聴ける...
(2)プラグを抜くとスピーカーから聴こえるようになる...

このことを実際にイヤホンのプラグを抜き差ししてどのように接続すればいいのか考えてみて下さい。


スピーカー:径57mm・8Ω


2石トランジスタラジオに音量・音質は期待できませんがスピーカーの径を大きくして箱に入れればそれなりに鳴ってくれます。
ただし、今回は使ったプラスチックケースの事情で大きなスピーカーは入りませんので径57ミリのスピーカーにしました。
違う完成にする場合は径の大きな(例えば径77mmなど)スピーカーを使ってみて下さい。

写真には2個写っていますが使うのは1個です。


スピーカー止め金具(押さえ金具)


小さな径のスピーカーだとフランジがないため、パネルに取付ける時に使う、スピーカー止め金具(押さえ金具)を使って固定します。
3個あればしっかり固定できます。


プラスチックケース


秋月電子オリジナルのSK-16や、タカチのPB-2が最適です。
これら2つのプラスチックケースの寸法は110x80x33mmで同一になっています。


L型金具(大)


電子工作でL型金具(大)といえば写真に映るものを指します。電子パーツのショップで扱っています。
写真には2個写っていますが使うのは1個です。

この金具で乾電池を固定します。


電池:006P型9ボルト乾電池


写真に映る乾電池です。コンビニ等で買えますが量販店や電子パーツのショップで買ったほうが安いです。
高価なアルカリ乾電池や安価なマンガンなど気にしなくていいです。


電池スナップ


006P型9V乾電池と接続するものです。


配線材料・スズメッキ線


電子工作で使われるビニルコードで構いません。
僕は何色か使い分けましたが、好きな色で1メートル1本あれば充分です。

スズメッキ線はバーアンテナコイルの固定のため少しだけ使います。


ネジ類


全て3mmのネジです。
スピーカーの固定に長さ8mmのビス3本、電池をおさえるL型金具の固定に長さ8mmのビス1本、基板の固定に長さ12mmのビス2本、で合計6本のビスナット類を使います。
僕は4mmのナットを回路基板とプラスチックケースの間にスペーサの代りに使ってみました。

ビスは写真のような、超低頭ネジを使ってみました。外装のビスに最適です。


樹脂用染料SDN


樹脂用染料SDNを使ってみました。写真で樹脂用染料SDNの傍らに写るのは大きさの目安として単三乾電池を置いています。

透明プラスチックケースのまま仕上げてもいいけれど、着色すればもっと楽しいオリジナルラジオに出来上がります。
樹脂用染料SDNは何色も用意されているので好みの色のラジオにしてみましょう。色の種類は次項から説明する製作のページで確認してみて下さい。


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