オーディオレベルメーター...page.5/7


2.回路基板の製作

回路基板はFluxLEDのみを搭載した「表示基板」と、IC(集積回路)など搭載する「制御基板」の2枚を製作します。


■注意と事前確認■

このページで掲げる絵解き図は全て部品実装面から描画したものになっております。

LEDの極性(アノード〔A〕、カソード〔K〕)については、殆どのFluxLEDで「部品の概要」で示した(絵解き図に示した)極性のようですが、貴方が用意したFluxLEDの型番からデータシートを入手して必ず極性を確認して下さい。
欠き部と極性の関係が今回と異なるFluxLEDが実在するからです。
今回は秋月電子通商で扱うFluxLED(型番は「部品の概要」を参照)を基にして絵解き図を描画しました。





2-a.表示基板の製作

表示基板の製作を始める前に、購入したFluxLEDの発光色が判るようにしておくと同時に、作業中で混ざらないようにしておきましょう。
発光色の確認については「部品の概要」を参考にテスト回路で実際に発光させて確認します。
また、青色系・高輝度緑のLEDでは逆接続は厳禁です。直ちに昇天する場合があるからです。

絵解き図でFluxLEDの配置が上位表示の「赤」側に少しずれているのは、視野を確保するためです。


念のため記述しますが、青色LEDが下位で、赤色LEDが上位です。
よって、前項のアルミケース:TS-11に取り付ける際は赤色LED側が上になるように取り付けるのです。
横にレイアウトされた場合は赤色LEDが右になるように取り付けるのが慣例です。

くどいですが、絵解き図ではFluxLEDの「欠き部」は無視し、アノード(A)・カソード(K)の極性に注目ですよ!!







絵解き図に記載している記号は以後の説明で配線する箇所になります。






  




2-b.制御基板の製作

制御基板にはサンハヤト:ICB-293GVのパターンを活用しているためハンダ面は極めて単純です。
IC、ダイオード、電解コンデンサには取り付け方向があるので気を付けて下さい。
裸線によるジャンパー配線が10箇所あります。ここには抵抗やコンデンサなど取り付け後に切断したリード線を利用して下さい。

全ての電子パーツの取り付けが完了しましたら、3つ目の絵解き図を参考に3箇所のビニルコードによるジャンパー配線を施して下さい。








絵解き図に記載している記号は以後の説明で配線する箇所になります。








 




2-c.表示基板と制御基板の接続

前項のケース穴あけ加工から、表示基板と制御基板の位置関係を理解し、表示基板と制御基板をビニルコードで接続して下さい。
配線箇所は下表の通りで、21本となります。

表示基板は部品実装面からコードを結線するとコードが表示の邪魔になるのでハンダ面から配線する方がいいでしょう。
私は2枚の基板ともハンダ面から配線しました。

配線するビニルコードは長くなってしまっても動作に影響することはありません。
少し長めとした方が、ケースへの組込み・メンテナンスが行ないやすいです。


表示基板 <---> 制御基板 チェック
COM <---> Vcc3
L1 <---> 青1
L2 <---> 青2
L3 <---> 青3
L4 <---> 青4
L5 <---> 青5
L6 <---> 青6
L7 <---> 青7
L8 <---> 青8
L9 <---> 青9
L10 <---> 青10
R1 <---> 赤1
R2 <---> 赤2
R3 <---> 赤3
R4 <---> 赤4
R5 <---> 赤5
R6 <---> 赤6
R7 <---> 赤7
R8 <---> 赤8
R9 <---> 赤9
R10 <---> 赤10





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